はじめに【結(ゆい)の心】
戦前までの日本には大家族制度といった運命共同体が存在していました。家長を筆頭に兄弟、配偶者、そしてその子供や孫までも、同じ屋根の下で暮らしていたものです。家族同士が助け合って家計を支え、育児や老人介護を分担していました。
同じようなことは、地域コミュニティー(地域共同体)にも言えます。
古(いにしえ)より、長い歳月をかけて築かれた、社会的結びつきは、人々の助け合い精神も同時に育みました。しかし戦後、グローバル化の波を受けて、人々の思想は全体主義から個人主義へと移り変わっていきます。
ですから、現在のような核家族化、そしてコミュニティー意識の希薄さは、時代の流れとも言えるかも知れません。実際、わたし自身も、面倒な親類縁者との付き合いを拒絶して、プライバシーの尊重を主軸に置くといった生活環境を選んだひとりです。
勿論、少子高齢化社会を招いた原因として、取るべき適切な政策を怠ってきた、政治家や官僚の責任は重いと思います。また同様に、わたし達ひとりひとりの自己都合主義も、決して褒められるようなものではありません。
ともかくとして、わたしたちは決して一人では生きていけないのです。
電話相談窓口 (厚生労働省HPより転用)
こころの健康相談統一ダイヤル
電話をかけた所在地の都道府県・政令指定都市が実施している「こころの健康電話相談」等の公的な相談機関に接続します。
電話番号 | 0570-064-556 相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります。(一覧はこちら) |
※050で始まるIP電話やLINE Outからは接続できませんので、各都道府県・政令指定都市の窓口(IP電話対応)の電話番号におかけください。
よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)
ガイダンスで専門的な対応も選べます(外国語含む)。
電話番号 | 0120-279-338 つなぐ ささえる(フリーダイヤル・無料) 岩手県・宮城県・福島県から 0120-279-226 つなぐ つつむ(フリーダイヤル・無料) |
実施日時 | 24時間対応 |
ホームページ | よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター) |
※050で始まるIP電話やLINE Outからは050-3655-0279(24時間対応)におかけ下さい。
いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟)
各地の窓口は全国いのちの電話一覧からご覧になれます。
電話番号 | 0570-783-556(ナビダイヤル) ○午前10時から午後10時まで、ナビダイヤル受付センターに順次おつなぎします。 ※IP電話(アプリケーション間の無料通話を除く)からは03-6634-2556(通話料有料)におかけ下さい。 |
0120-783-556(フリーダイヤル・無料) ○毎日16時から21時まで ○毎月10日午前8時から翌日午前8時まで ※IP電話(アプリケーション間の無料通話を除く)からは03-6634-7830(通話料有料)におかけ下さい。 | |
ホームページ | いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟) |
チャイルドライン(特定非営利活動法人(NPO法人) チャイルドライン支援センター)
チャイルドラインは18歳までの子どもがかける電話です。
電話番号 | 0120-99-7777(フリーダイヤル・無料 携帯・PHSからかけられます) フリーダイヤルのため、IPでんわからは接続できません。 |
実施日時 | 毎日ごご4時からごご9時 |
ホームページ | チャイルドライン(特定非営利活動法人(NPO法人) チャイルドライン支援センター) |
子供(こども)のSOSの相談窓口(そうだんまどぐち)(文部科学省)
24時間子供SOSダイヤル、少年相談窓口等の情報があります。
電話番号 | 0120-0-78310 なやみ言(い)おう(フリーダイヤル・無料) フリーダイヤルのため、IP電話からは接続できません。 |
ホームページ | 子供(こども)のSOSの相談窓口(そうだんまどぐち)(文部科学省) |
子どもの人権110番(法務省)
法務局・地方法務局の職員、または人権擁護委員が、皆さんのお話を聞いて、どうしたらいいか一緒に考えます。相談は無料、相談内容の秘密は守ります。
電話番号 | 0120-007-110(フリーダイヤル・無料) IP電話の場合は、各局電話番号一覧の電話番号からおかけ下さい。 |
実施日時 | 平日午前8時30分から午後5時15分まで |
ホームページ | 子どもの人権110番(法務省) |
あとがき【誰かを頼る勇気を!】
我が国は、自然災害の多い国です。
東日本大震災ひとつを例にとっても、災害に見舞われたとき、人々は、忘れかけていたものを取り戻すかのように、助け合い精神を発揮します。
科学的根拠はありませんが、つまり、わたし達のDNAには、『結(ゆい)の心』が、深く刻み込まれているのだと思います。
わたし達ひとりひとりが、日常的に、『結(ゆい)の心』を忘れず、周囲の人々に接することが出来たなら、社会は劇的に変わることでしょう。自戒の念を込めて、わたし自身も心掛けるようにしています。
とは言うものの、お年寄りの面倒を見ている方の多くは、誰の手も借りられず、どころか、誰にも相談が出来ないで苦しんでいると思います。
そんな方は是非、行政の設置した相談窓口に電話をして見てください。
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