一読三嘆、名著から学ぶ 太宰治『満願』【「愛という単一神」と「原始二元論」!】 太宰治の掌編小説『満願』のあらすじや感想、解説と個人的な解釈、そして作者について等を載せています。昭和7(1932)年、左翼運動と絶縁した太宰は、静岡県駿東郡静浦村(現・沼津市)の田中房二宅に間借り生活をし、文壇的デビュー作、『思ひ出』を執筆します。 2023.03.17 一読三嘆、名著から学ぶ
一読三嘆、名著から学ぶ 菊池寛『マスク』【「不快感」それは強者に対する弱者の反感!】 菊池寛の短編小説『マスク』のあらすじや感想、そして作者について等を載せています。令和5(2023)年3月13日以降、マスクの着用ルールが緩和されます。思えば数年来、マスクひとつで何かと物議を醸してきました。「マスク警察」なるものまで登場する始末でした。 2023.03.12 一読三嘆、名著から学ぶ
一読三嘆、名著から学ぶ 三島由紀夫『卒塔婆小町』【陶酔しているとき人は死んでいる!】 三島由紀夫の戯曲『卒塔婆小町』のあらすじや感想、解説と個人的な解釈、そして作者について等を載せています。「能楽」と聞いて、どのような印象をもたれるでしょうか。周りに聞いても、そもそもちゃんと観たことがないといった意見がほとんどでした。 2023.03.07 一読三嘆、名著から学ぶ
一読三嘆、名著から学ぶ 坂口安吾『文学のふるさと』【救いがないということ自体が救い!】 坂口安吾の随筆『文学のふるさと』の要約や感想、個人的な解釈、そして作者について等を載せています。わたしたちが使用している言葉に「モラル」というものがあります。通常「道徳」といった意味で使われますが、その人の生きてきた環境や宗教観によっても異なります。 2023.02.10 一読三嘆、名著から学ぶ
一読三嘆、名著から学ぶ 芥川龍之介『桃太郎』【鬼が島は天然の楽土だった!!】 芥川龍之介の短編小説『桃太郎』のあらすじや感想、解説と個人的な解釈、そして作者について等を載せています。日本で最も有名なおとぎ話と言うと『桃太郎』を連想する人が多いのではないでしょうか。けれども一般的に知られている内容は明治時代になってから創作されたものです。 2022.12.18 一読三嘆、名著から学ぶ
一読三嘆、名著から学ぶ 小林秀雄『無常という事』【現代人は常なることを見失った!】 小林秀雄の評論文『無常という事』の要約や感想、解説と個人的な解釈、そして作者について等を載せています。様々なメディアで○○評論家という肩書の人を良く見かけます。その評論対象は文学、政治、経済、科学、そして遊びや趣味など千差万別です。 2022.12.07 一読三嘆、名著から学ぶ
名著から学ぶ(童話) 宮沢賢治『猫の事務所』【社会にはびこる「いじめ問題」!】 宮沢賢治の童話『猫の事務所』のあらすじや感想、解説と個人的な解釈、そして作者について等を載せています。各教育機関の関係者が最も頭を悩ませている問題として、「いじめ問題」があげられるでしょう。いや、教育機関のみならず「いじめ問題」は、社会全体の難題と言えます。 2022.11.20 名著から学ぶ(童話)
一読三嘆、名著から学ぶ 梶井基次郎『蒼穹』【空のなかにあるものは虚無!白日の闇!】 梶井基次郎の掌編小説『蒼穹』のあらすじや感想、解説と個人的な解釈、そして作者について等を載せています。十七歳のとき結核を患った梶井基次郎は、いつも「死の影」に怯えていました。その「死の影」を現実的に感じ取るのは、伊豆湯ヶ島温泉での転地療養の時期です。 2022.11.11 一読三嘆、名著から学ぶ
一読三嘆、名著から学ぶ 中島敦『文字禍』【歴史書に書かれなかった事は無かった事!】 中島敦の短編小説『文字禍』のあらすじや感想、解説と個人的な解釈、そして作者について等を載せています。PCやスマートフォンの登場で、わたしたちの生活は格段に便利になりました。その一方でペンを握る機会が極端に減り、簡単な漢字さえも忘れるようになりました。 2022.11.02 一読三嘆、名著から学ぶ
名著から学ぶ(童話) 宮沢賢治が『虔十公園林』で語る【「本当のさいわい」とは?】 宮沢賢治の童話『虔十公園林』のあらすじや感想、解説と個人的な解釈、そして作者について等を載せています。宮沢賢治の代表作『雨ニモマケズ』に「デクノボー」という言葉が出てきます。ちなみに役に立たない(気が利かない)人のことを罵るときに使われる言葉です。 2022.10.20 名著から学ぶ(童話)