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会話上手になりたいなら【「笑い」が話の扉を開く!】

こころを豊かにするメソッド
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はじめに【会話術についての悩み】

 わたし事ですが、父親の介護をするようになってから、高齢のかたとコミュニケーションをとる機会が増えてきました。

 正直に言うと、会話をするにしても世代間のギャップもあり、話題に関しても合わないことだらけで、日々頭を悩ませています。そんな理由があって、会話術等の本を読んだりしているのですが、実践するとなると中々難しいものです。

前回、 会話上手になりたいなら「あなた」を主語にするべし! でも、会話について考えてみました。けれども、言い足りない部分がありましたので、今回は補足の意味を込めてもう一度、同じテーマで投稿させて頂きたいと思います。

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会話上手になりたいなら【「笑い」が話の扉を開く!】

話しやすい人、話しにくい人

 話しやすい人の特徴を一言で述べるとすれば、月並みですが「明るい人」と言えるでしょう。明るさとは、その人の雰囲気全般のことを意味します。常にポジティブ思考で、笑顔を絶やさず、元気で、挨拶を欠かさない人です

 一方、話しにくい人の特徴は、総じて前記と真逆のタイプの人と言えるでしょう。
暗く、無表情で、ネガティブな人は、会話しづらいと誰もが思っていると思います。

 もうひとつ、話しやすい人の特徴を付け加えるとしたら、心に壁を作っていないということが上げられます。話しにくいと思われている人は、自ら心に壁を作り、強固なものにしているのです。

 つまり、これは一種の防衛本能と言えるでしょう。見るからに攻撃しても無駄だと思えるような要塞には、最初から攻撃をしかけないものです。話しやすい人はこの点で、わざと防備を緩くしているのです。門を開けっ放しにして、「どうかお入り下さい」という状況を作り出しています。



 当然ながら人の心には、どうしても土足で踏み込まれたくない部分があります。
心に壁を作らないタイプの人でもそれは同じでしょう。では、どこが違うかと言えば、門を開けっ放しにしていたとしても、中で上手く防衛ラインを引いているのです。

 心に壁を作ってしまうと、どうしても警戒心が相手に伝わります。
少しでも話しやすい人になりたいのなら、先ずは心の線引き(会話内容で許される基準)作りから始めてみましょう。

会話には笑い(茶目っ気とユーモア)を!

茶目っ気について

 以前、「べつに」の一言で騒動を巻き起こした女優さんがいました。
この一言については、今でも日常生活で頻繁に耳にします。もしも相手の質問が「最近どう?」のような愚門なら「べつに」と、愚答で切り返すのも分かります。

 しかし、きちんとした質問への対応の場合は、答えられない、もしくは深くかかわりたくないからに他なりません。「何が?大した質問でもないのにうっとうしい」そんな本心を「別に」という一言に集約させてしまったのです。

 仮に、同じ「べつに」の一言でも、笑顔で答えていたらどうでしょう。
「べ・つ・に」と間を空けるとか、「べつに⤴」と語尾を上げるとか、それだけでかなり印象が変わってきます。逆に茶目っ気のある返しと報じられていたかもしれません。

ユーモアについて

 例えば、重要な話がなくても、ただただ会話をしたいという場合があります。
こんな場合、空振りしないためには、相手が話したくなるように水を向けなくてはなりません。そんなときに有効なのは笑いやユーモアではないでしょうか。

 40代男性のお話です。彼にはふたつの悩みがあります。
ひとつは家庭内で奥さんと会話が少ないこと、もうひとつはお腹が出ていることです。

 会話については、「話しかけるように努力はしているけど、反応がいまいち」なのだそうです。お腹のほうも、朝のウォーキングを日課としているし、時間があるときはジムにも通っています。努力はしているけれども、なかなか成果が出ません。



 そんなある日、彼は奥さんとこんな会話を交わしたそうです。

 「今日、会社の二十代の女性から、可愛いと言われちゃったよ……こんなにお腹が出ているのにね」

 奥さんは思わず、「あら、わたしもそう思っていたわよ。プーさんみたいで可愛いって」と、言ってしまったとか。それから和気あいあいと、アニメの話題にまで会話が弾んだとか。

 この会話が彼の、「可愛いと言われちゃったよ」で終わっていたら、奥さんも「あら、それは良かったわね」くらいで、ぷつりと会話を終えていたでしょう。

 今回は自虐的なエピソードを取り上げましたが、少し工夫すれば、会話の扉は開かれるはずです。わずかなひねりが、コミュニケーションにおけるキャッチボールのコツなのでしょう。

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あとがき【自分への戒め】

 わたしもコミュニケーション下手な人間のひとりです。未だに、心に壁をつくっていることも自覚しています。誰の手も借りず、ひとりで生きていけるのなら、それでも良いのでしょう。

 けれども、父親の介護を通して、それではいけないと思い知りました。
介護生活を少しでも楽しく明るいものにするには “ 意思疎通が最も大切 ” だと。

 会話の糸口をつかめないのなら、「今日は良い天気だね」でも十分だと思います。笑顔さえを心がけていれば。これを自分への戒めとして筆を置きたいと思います。

笑顔と明るい気持ちを忘れずに!【空海と松下幸之助に学ぶ】

 共に頑張りましょう。

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