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介護の日々の始まり【在宅介護初心者が知っておきたい心得!】

老人介護をしながらでも楽しく暮らす方法
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はじめに【介護日記を始めた動機】

 わたしの介護生活も早いもので丸三年になろうとしています。

何十年ものあいだ在宅介護を送られている方々、そして、行政を含め、全ての介護事業従事者に尊敬の念を抱きつつ、このブログを始めよう思います。

さて、このブログを始めたきっかけは、ほんの些細な動機からでした。同じような環境に身を置いている方なら分かると思いますが、介護の現場は孤独そのものです。

知人や行政機関の方々に相談しても、どこか他人事のような回答しかもらえません。当たり前のことです。ひとつとして同じケースはないのですから。

そんなときはいつも、インターネットを活用して、解決策を見出してきました。(中には逆効果だったものもありますが・・・)そして、簡単な介護メモを取るのを日課としました。

わたしの介護メモ(エピソード)が参考になるとは微塵も思いませんが、せめて誰かしらに勇気を?
まあ、そんな感じで、緩くブログを始めた次第です。

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介護の日々の始まり【介護ヘルパーさんへのセクハラ問題】

【実体験エピソード】

 父親が八十歳のとき、突如脳卒中で倒れ、約一か月の入院生活を経てから、わたしの介護生活が始まった。

 それ以前は家庭の事情もあり、お互いがどのような暮らしをしてきたかは、知る由もなかった。つまり長い間、疎遠だったのである。

 他人も同様であるわたしの介護を父親は拒絶した。内縁の妻の介護を強く望んだのだ。ところが、その内縁の妻も老齢である。半年後、父親の元を去っていった。

 必然的に父親はわたしの介護を受けることになった。とは言っても、行政の介護サービスを利用しながら、通いの介護である。

 相変わらず父親は、わたしの手を借りることに納得はせず、渋々といった様子だ。  

 「もう、来るな……」
後遺症の残る身体を震わせながら、父親はいつもそう言った。

 「来たくて来ているわけじゃない」
売り言葉に買い言葉という訳じゃなく、それが当時のわたしの本音だった。
(なんで、こんなやつの面倒を見る羽目に……。)

 とある日、役所の福祉課から一本の電話が入った。介護ヘルパーさんが代わるといった内容の電話だ。

 そのとき、父親が、介護士さんの手まで煩わせていたのを初めて知った。言うことを聞かないだけならともかく、セクハラ行為を何とかして欲しいとのことだった。



 「老人にはよくあることですが、お父さんの場合は目に余ります。」
それからは、介護士さんが入れ替わり立ち替わりといった状況に陥った。

 「そういうのを止めろよ!」

 「なにもしてね~!」

 反省するでもなく、注意にも、どこ吹く風といった父親の厚顔無恥こうがんむちっぷりに、感情を抑えられず、思わず怒声を浴びせてしまったこともあった。

 わたしと父親、水と油のような相容れぬ関係性は悪化の一途を辿るだけだった。

 お互いに無視をし合い、なるだけ視界にも入れぬよう、まるで作業のように介護をこなすだけの毎日だ。

 そんな日常の昼下がり、気持ちよさそうに昼寝をしていたはずの父親が前触れもなく泣き出した。

 「おいおい、どうした?」

 「…………。」

 悲しい夢でも見ていたのだろう。大粒の涙が、深く刻まれた目尻のしわを伝い、シミだらけの頬に流れていた。
そして、泣きじゃくりながら誰かの名を呼んでいた。

 「○○○~、○○○~」

 わたしには聞こえた。それは確かに、長年一緒に暮らしていた内縁の妻の名前だった。

ーーー父親も孤独なのだろう。
 多分、人生最後の恋愛にして人生最後の失恋を経験したのだ。

 と、同時に、病気になってからの、五体満足に動けぬ歯がゆさも重なり、周りへの迷惑などかえりみずにいたのだろう。

 その日を境に、父親に少し優しく接しようと心掛けた。ほんの、ほんの、少しであるが。

 「このまえ、泣きながら、○○○さんの名を呼んでいたよ?」

 「はあ?」

 「会いたいのか?」

 「冗談じゃねえ、あのくそばばあ、早く○ねばいい……」


終わり


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在宅介護初心者が必ず知っておきたい心得

①介護経験者のお仲間づくり

 当たり前のことですが、年齢が上がっていくにつれて、肉体は衰えていきます。それが高齢者ともなれば、日増しに衰えが目につくようになっていきます。また、認知能力も低下していくことでしょう。当然のように介護度も重度化していきます。

 そうなる前に、介護経験者のお仲間づくりを心掛けたほうが良いと思います。在宅で介護をしていると、どうしても孤独に陥りがちになります。そんなとき、悩みの相談、または愚痴なんかもこぼせるようなお仲間がいれば心強いでしょう。

 ひとくちに介護経験者のお仲間づくりと言っても難しいと思います。例えば、介護教室に参加する。または、第三者を介して紹介してもらう。今ならソーシャルネットワークサービスでも知り合えます。とにかく一歩踏み出すことが明日に繋がります。

②家族、親類縁者、近隣住民への協力要請

 介護といった重労働を一人で背負いこんでしまい、介護者本人が病気になったり、または心の病になってしまうといったケースが増えてきています。できるだけ、負担は分担させたほうが、そのようなリスクを回避できることでしょう。

 当然、他の誰かに頼るのは心苦しいことです。しかし、それで身体を壊してしまったら元も子もありません。介護というものは、誰しもがいつか経験することです。そのとき、今度は頼られる番になればいいだけです。

③介護サービスの活用

 介護を始める際には、最初に必ず介護保険の申請を行って下さい。先ずは各市町村の福祉課等に連絡をしてみましょう。その後は担当者が親身になって対応してくれます。

 もしも、何かしらの理由で申請ができない場合は、諦めずに「行政の設置した相談窓口」に連絡してみてください。何らかのヒントが得られる筈です。

 介護問題について思うこと【介護電話相談窓口】
 公表されている介護サービス!【厚生労働省HPより転載】


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あとがき【セクハラ問題 高齢者をもつ家族の対処法!】

 介護ヘルパーさんへのセクハラ問題に対し、加害者家族としてどういった対応をとるべきなのか、本当に悩みます。
 父親の場合、触ることがスキンシップのひとつだと思っているものですから、ほとほと困り果てたものです。

 あくまでわたしの場合ですが、介護ヘルパーさんに、“ 本気で叱るよう ” お願いしました。当事者からの叱責は案外堪えるようです。忘れた頃にまた繰り返すのですが・・・。

 大事なのは、家族として介護ヘルパーさんとの信頼関係をどう築いていくかだと思います。父親の面倒をみて最初の教訓がそれでした。

 皆さん、ともに頑張りましょうね。

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