はじめに【友人を人質にした「熱海事件」】
昭和11(1936)年11月、太宰の内縁の妻・初代が、太宰の友人・檀一雄にある依頼をします。それは当時熱海の村上旅館に逗留していた太宰から「宿代が無くなった」と言われたため、檀に「お金を届けて欲しい」との依頼でした。檀は熱海に行き、太宰にお金を渡します。
そんな檀を歓迎した太宰は、檀を引き止めて連日飲み歩いた結果、せっかく届けてくれたお金を全部使い切り、新たな借金までしてしまいます。困り果てた太宰は、「井伏鱒二さんに金を工面しに行くから、それまで宿に留まっていて欲しい」と檀を説き伏せ、自分は東京へと向かいます。
ところが―――二日、三日経っても太宰は帰って来ません。痺れを切らした檀は宿屋に頼み込んで、東京の井伏のもとに駆け付けます。すると太宰は涼しい顔で井伏と将棋を指していました。激怒する檀に太宰は平然とこう言います。
「待つ身が辛いかね。待たせる身が辛いかね。」
『走れメロス』が出版された後、檀一雄はこのように語っています。
「私は後日、『走れメロス』という太宰の傑れた作品を読んで、おそらく私達の熱海旅行が、少なくともその重要な心情の発端になっていはしないかと考えた。あれを読むたびに、文学に携わるはしくれの身の幸福を思うわけである。」
(檀一雄『小説 太宰治』より)
檀一雄(だんかずお)とは?
檀一雄は、昭和期に活躍した小説家、詩人です。(1912~1976)
檀一雄は山梨県に生まれます。福岡高等学校卒業後、昭和7(1932)年、東京帝国大学経済学部に入学します。
在学中、同人誌『新人』に処女作『此家の性格』を発表し、尾崎一雄らに認められます。同じ頃、太宰治や井伏鱒二らと知り合い、佐藤春夫に師事します。昭和11(1936)年、『夕張胡亭塾景観』が第2回芥川賞候補となります。
昭和12(1937)年、日中戦争の勃発により大陸へ出征します。戦後、妻の死を描いた『リツ子・その愛』『リツ子・その死』を発表し文壇に復帰します。昭和26(1951)年、『長恨歌』『真説・石川五右衛門』で直木賞を受賞します。
その後、『夕日と拳銃』(1955~56)『光る道』(1956)『わが青春の秘密』(1960)『青い雲』(1969~70)などの作品を書きます。昭和50(1975)年、『火宅の人』執筆中に肺ガンが見つかり入院し、翌年の昭和51(1976)年1月2日に死去します。(没年齢・63歳)
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太宰治(だざいおさむ)とは?
昭和の戦前戦後にかけて、多くの作品を残した小説家です。本名・津島修治。(1909~1948)
太宰治は、明治42(1909)年6月19日、青森県金木村(現・五所川原市金木町)の大地主の家に生まれます。
青森中学、旧制弘前高等学校(現・弘前大学)を経て東京帝国大学仏文科に進みますが後に中退します。この頃、井伏鱒二に弟子入りをし、本格的な創作活動を始めました。しかし、在学中から非合法運動に関係したり、薬物中毒になったり、または心中事件を起こすなど、私的なトラブルは後を絶ちませんでした。
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一方、創作のほうでは『逆行』が第一回芥川賞の次席となるなど、人気作家への階段を上り始めます。昭和14(1939)年、井伏鱒二の世話で石原美知子と結婚し、一時期は平穏な時間を過ごし『富嶽百景』『走れメロス』『駆込み訴へ』など多くの佳作を書きます。
戦後、『斜陽』で一躍、流行作家となりますが、遺作『人間失格』を残して、昭和23(1948)年6月13日、山崎富栄と玉川上水で入水自殺をします。(没年齢38歳)ちなみに、玉川上水で遺体が発見された6月 19日(誕生日でもある)を命日に、桜桃忌が営まれています。
太宰治の故郷・青森県(津軽)にご関心のある方は下記のブログを参考にして下さい。
太宰治『津軽』要約と聖地巡礼!【序編―青森市・弘前市・大鰐町】
太宰治『津軽』要約と聖地巡礼!【本編①-外ヶ浜町・今別町】
太宰治『津軽』要約と聖地巡礼!【本編②-五所川原市・西海岸】
短編小説『走れメロス』について
『走れメロス』は、昭和15(1940)年、文芸雑誌『新潮』5月号に発表されます。同年6月、河出書房から刊行された『女の決闘』に収録されます。その後中学校の国語教材に採用され、現在に至るまで多くの教科書に掲載されています。
ちなみに作品の最後に、「古伝説とシルレルの詩から」と記述されていますが、古代ギリシアの伝承と、フリードリヒ・フォン・シラー(ドイツの劇作家、詩人)の詩『人質』を基に創作したことが明らかになっています。
『走れメロス』あらすじ(ネタバレ注意!)
物語は、 “ メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。 ” という有名な冒頭文から始まります。なぜかというと王のディオニスが、人間不信のために、多くの人を処刑しているという話をシラクスの市で聞いたからです。
※邪智暴虐(じゃちぼうぎゃく) 悪いことに知識がよく働き、乱暴な行動で人々を苦しめること。「邪智」は悪知恵。「暴虐」は乱暴で残酷なこと。
メロスは村の牧人で、十六歳の妹と二人で暮らしていました。その妹が近々結婚するので、花嫁衣裳やらを揃えるために、村から十里(約40㎞)も離れたシラクスの市を訪れていたのです。シラクスには親友のセリヌンティウスも住んでいて、これから訪問する予定でした。
※牧人(ぼくじん) 牧場で牛馬などを飼育する人。牧者。
しかし激怒したメロスは、買い物を背負ったまま王城へと向かいます。メロスは人一倍正義感が強く、悪を許せない男でした。メロスはたちまち捕縛されます。調べると懐に短剣を所持していたため、王の前に引き出されてしまいました。
「短刀で何をするつもりであったか。」暴君ディオニスが威厳をもって問いつめると、メロスは、「市を暴君の手から救うのだ。」と悪びれずに答え、さらに、「人の心を疑うのは、最も恥ずべき悪徳だ。」と言い放ちます。
暴君は、「人間は、もともと私慾のかたまりさ。信じては、ならぬ。」と言い、「いまに、磔になってから、泣いて詫びたって聞かぬぞ。」と言いました。メロスは、「命乞いなど決してしない。ただ――」と言いかけて、このように願い出ます。
「処刑までに三日間の日限を与えて下さい。三日のうちに、たった一人の妹に結婚式を挙げさせ、必ず、ここへ帰って来ます。」しかし暴君は、「逃がした小鳥が帰って来るというのか。」と言い、メロスの言葉を信じてはくれませんでした。
メロスは必死で食い下がります。「ならば、この市にセリヌンティウスという石工がいます。私の無二の友人だ。あれを、人質としてここに置いて行こう。」王は残虐な気持ちでほくそ笑み、「願いを、聞いた。三日目の日没までに帰って来なかったら、その身代りを、きっと殺すぞ。」と言ったのでした。
王城に召された親友セリヌンティウスに、メロスは一切の事情を話します。するとセリヌンティウスは、無言で頷いて、メロスをひしと抱きしめたのでした。メロスは直ぐに出発し、一睡もせずに十里を急ぎ、翌日の午前に村へと到着します。
メロスは妹に会うと、「またすぐ市に行かなければならぬ。あす、おまえの結婚式を挙げる。早いほうがよかろう。村の人たちに知らせて来い。」と言いました。妹は顔を赤らめます。それからメロスは祝宴の準備を調えると、間もなく深い眠りに落ちてしまいました。
夜に目が覚めたメロスは、花婿の家を訪れ、「事情があるから、結婚式を明日にしてくれ。」と頼み込みます。花婿はなかなか承諾してくれません。けれどもメロスは諦めずに夜明けまで議論して、何とか説き伏せたのでした。
結婚式は真昼に開かれましたが、その頃、黒雲が空を覆い、やがて大雨となります。それでも祝宴は賑やかに執り行われ、メロスもしばらくは、王との約束さえ忘れていました。メロスは(一生このままここにいたい)と思います。けれどもそれは、ままならぬ事でした。
メロスは、わが身に鞭を打ち、一眠りしてから出発しようと考えます。そして花嫁に、「おまえの兄の、一ばんきらいなものは、人を疑う事と、嘘をつく事だ。」と言い、花婿には、「メロスの弟になったことを誇ってくれ。」と言い残して、宴席を離れ、死んだように深く眠ったのでした。
翌朝、薄明(日の出前)の頃に眼が覚めたメロスは、いくぶん小降りになった雨の中、矢の如く走り出します。(私は殺される為に走るのだ。身代りの友を救う為に走るのだ。)幾度か立ちどまりそうになりましたが、自身を叱りながら走り続けました。
しかしメロスの心にも緩みが生じます。道のりの半ばまで来た頃には(そんなに急ぐ必要も無い。ゆっくり歩こう)と、持ち前の呑気さが出てきて、小唄を歌いながら歩いて進みました。そんなメロスの前に災難が立ちはだかります。
前夜の豪雨で川は激流となり、橋は破壊され、流されていたのです。舟もさらわれて見当たりません。メロスは泣きながらゼウスの神に哀願します。「ああ、鎮めたまえ、荒れ狂う流れを!王城に行き着くことが出来なかったら、友達が私のために死ぬのです。」
ところが濁流はますます激しく躍り狂います。メロスは覚悟しました。「泳ぎ切るより他に無い。ああ、神々も照覧あれ!」メロスは荒れ狂う浪を相手に、必死の闘争を開始します。この姿に神も哀れと思ったのでしょうか、押し流されつつも何とか対岸へとたどり着いたのでした。
(一刻といえども、むだには出来ない)メロスは直ぐに先を急ぎました。荒い呼吸をしながら峠をのぼり、ほっとした時のことです。突然メロスの目の前に一隊の山賊が立ちはだかりました。「さては、王の命令で、私を待ち伏せしていたのだな。」
山賊たちは、何も言わず一斉に棍棒を振り挙げます。メロスは一人の棍棒を奪い取ると、たちまち三人を殴り倒し、一気に峠を駆け下りたのでした。峠を降るとメロスの体に異変が起きます。幾度も眩暈を感じ、ついにがくりと膝を折り、立ち上がることが出来なくなったのです。
(ああ、濁流を泳ぎ切り、山賊を三人も撃ち倒し、こまで突破して来たメロスよ。真の勇者、メロスよ。愛する友は、おまえを信じたばかりに、やがて殺されなければならぬ。まさしく王の思う壺だぞ)と、自分を叱ってみてもどうにもならないのでした。
身体が疲労すれば、精神も共にやられます。(もう、どうでもいい……)メロスは自暴自棄になりました。(セリヌンティウスよ、ゆるしてくれ。君は、いつでも私を信じた。正義だの、信実だの、愛だの、考えてみれば、くだらない。)メロスはとうとう寝転び、まどろんでしまいました。
するとその時、水の流れる音が聞こえてきます。起き上がって見ると岩の裂け目から清水が湧き出していました。メロスは吸い込まれるように泉に身をかがめます。一口飲むと夢から覚めたような気がしました。肉体の疲労回復と共に、わずかな希望が生まれたのです。―――信頼に報いなければならぬ。走れ!メロス。
メロスは黒い風のように走りました。沈んでゆく太陽の、十倍も早く走りました。(愛と誠の力を、いまこそ知らせてやるがよい)メロスはほとんど裸でした。呼吸も出来ず、口から血が噴き出てきます。はるか向こうにシラクスの市の塔楼が見えてきました。
その時、「ああ、メロス様。」という声が聞こえてきます。声の主は、親友セリヌンティウスの弟子・フィロストラトスでした。フィロストラトスは言います。「ちょうど今、あの方が死刑になるところです。ああ、あなたは遅かった。おうらみ申します。」
しかしメロスは、「いや、まだ陽は沈まぬ。」と言い、走ることを止めません。フィロストラトス続けてこう言います。「いまは自分のお命が大事です。あの方は、あなたを信じ続けて居りました。」そんなフィロストラトスにメロスはこう言いました。
「信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。人の命も問題でないのだ。私は、もっと恐ろしく大きいものの為に走っているのだ。」メロスは最後の死力を尽くして走ります。そしてまさに日が沈もうとした瞬間、メロスは疾風の如く刑場へと突入したのでした。
「待て。その人を殺してはならぬ!」と、メロスは群衆に向かって叫んだつもりでしたが、喉が潰れて声になりません。縄を打たれたセリヌンティウスは、磔台に釣り上げられていきます。「殺されるのは、私だ!」メロスは群衆を掻き分けて、ついに釣り上げられていく友の両足に齧りついたのでした。
群衆はどよめき、セリヌンティウスの縄はほどかれます。メロスは眼に涙を浮かべ、「私の頬を力一杯殴れ。途中で一度、悪い夢を見た。私は君と抱擁する資格さえ無いのだ。殴れ!」と言いました。セリヌンティウスは全てを察したように肯き、刑場に鳴り響くほどの音でメロスの右頬を殴りました。
そしてセリヌンティウスは、「メロス、私を殴れ。私はこの三日の間、たった一度だけ、生れて、はじめて君を疑った。」と言います。メロスはセリヌンティウスの頬を殴り返しました。「ありがとう、友よ。」二人は強く抱き合い、それから声を出して泣いたのでした。群衆たちはそんな二人に喝采を浴びせます。
その一部始終を群衆の背後から見ていた暴君ディオニスは、二人に近づいてこう言います。「おまえらは、わしの心に勝ったのだ。信実とは、決して空虚な妄想ではなかった。どうか、わしをも仲間に入れてくれまいか。」群衆の間に、「王様万歳!」という歓声が起こりました。
その時、一人の少女が緋色(赤の濃い色)のマントをメロスに捧げます。まごつくメロスにセリヌンティウスはこう教えます。「早くそのマントを着るがいい。この可愛い娘さんは、メロスの裸体を、皆に見られるのが、たまらなく口惜しいのだ。」―――勇者は、ひどく赤面しました。
青空文庫 『走れメロス』 太宰治
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『走れメロス』【解説と個人的な解釈】
『走れメロス』は、紀元前400年頃のギリシャ時代、イタリア南部のシチリア島にある都市が舞台となっています。主人公のメロスは、人一倍正義感の強い男です。けれどもその一方、単純で能天気な一面や、友人を勝手に人質にしてしまうといった自己中心的な性格も見受けられます。
そんなメロスの複雑な心境描写が肝となり「美しい友情物語」として展開していくわけですが、そもそもメロスの走る当初の目的は、「王と交わした約束を守り、自分の名誉を守るため」、そして、「王に人の真実を見せて改心させる」ところにあります。
つまりメロスは、「自分のために走っていた」と言えるでしょう。この身勝手さに友人のセリヌンティウス、妹とその婚約者が巻き込まれてしまうのですが、これはメロスという友人、または兄を持ってしまった悲劇としか言いようがありません。
案の定、メロスの持ち前の能天気さが災いし、様々な試練が立ちはだかります。その試練をどうにか乗り越えて、王城へと向かう途中、セリヌンティウスの弟子・フィロストラトスに言い放つメロスの言葉が、この物語のテーマの一つと言えます。
「信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。人の命も問題でないのだ。私は、もっと恐ろしく大きいものの為に走っているのだ。」
この「恐ろしく大きいもの」には様々な解釈がありますが、個人的には “ 信頼されることの重み ” と捉えています。それまで自分のために走っていたのが、純粋に友の信頼に応えるためだけに走ろうと、メロスの心が変貌、いわゆる成長を遂げたのだと考えています。
そして刻限に間に合い、友情を確かめ合う場面が結果として暴君の改心へと繋がります。そんな勇者・メロスにマントを捧げる少女が現れますが、このラストの場面に恋の予感を感じるのは、わたしだけではないでしょう。
あとがき【『走れメロス』の感想を交えて】
改めて『走れメロス』を読んでみると、メロスという主人公はツッコミどころ満載です。とは言え、人間という生き物は、ときとして理性を制御できずに、感情の赴くまま行動してしまうこともあります。そして行動の最中には色んな葛藤を繰り返すものです。
読者はメロスの人間らしい一面(弱さと強さ)に触れ、いつしか自分を投影させ、気づいたらエールを送ってしまう。そんな作品と言えるでしょう。さて、冒頭で太宰が檀一雄を人質にしたという逸話を書きましたが、もう一つ創作に欠かせない出来事があります。
それは、『走れメロス』が発表された昭和15(1940)年の前年、石原美知子と所帯を持ったことです。ですから作家・太宰治をメロスに置き換えて、自分を信頼する妻のために、一人の小説家として走りぬこうと心に決めた作品なのではなかろうと、つい想像してしまうのです。
多少想像が飛躍したかも知れませんが、ともかくとして、何度読んでも読後温かい気持ちにさせてくれる作品です。
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